2Dゲームの魅力を、往年の人気作から徹底研究

ヒット作として

王道を貫きつつ

90年代に発売された王道RPG作品の成功例についてはいうまでもなく、そのどれもが日本ならず海外でも高い評価を受けています。日本のゲーム産業の中でも一番の黄金時代といっても遜色ないほど、この頃発売されたゲームの大半が良作と言われるもので埋め尽くされていた。何をするかと迷っていた時期もあるでしょう、日本に生まれてよかったと感じることもありましたが、同時にこうした傾向が日本のゲーム産業が世界的に見て独自発展という道を辿ってしまう兆候に陥ってしまう方向へも傾いてしまう。ガラパゴス化とも言われている日本のゲーム産業ですが、日本人に受けている事を考えれば何も問題無いと前向きに考えている人もいるはず。ですがこの法則もガーディアンハーツのようなオンライン対応作品となったら話は別です。

特定の国に対してだけもてはやされる作品を作り出すのであれば、わざわざオンラインなどという面倒なシステムでは構成しません。その国の人達に人気を呼び込みやすいシステムにすればいいだけなので、むしろパッケージ版のほうが格段に売れるでしょう。オンラインゲームとして以前から運営をしていたガーディアンハーツについては、先にも話したイラストそのもの、というより描いている絵師さん自体が変わってしまうという劇的などというレベルの変化を遂げてしまったため、ついていけない人が続出してもしょうがなかったのかもしれない。

王道RPGでありながら、オンラインゲームとしてヒットしている作品がどれほどあるだろう。知るところで考えればドット絵を採用して2Dゲームとしても高いクオリティがあると評価された作品を上げるとするなら、あの作品くらいではないだろうか。

オンラインゲーム大国から輸入されたゲーム

ガーディアンハーツよりもかなり前にリリースされ、ドット絵の仕様でありながら当時斬新な世界観と王道らしい王道感を貫いている作品として人気を集めていたものといえば、『ラグナロクオンライン』という作品だろう。こちらの作品が登場したのは2002年のこと、サービスは現在も継続されているので今年でまる13年近く運営が行われている。ガーディアンハーツと比べたらおよそ2倍近い時間の差がそこにはある。その年の東京ゲームショウにおいても今年の注目作品として紹介され、当時学生だった時分でしたので大変興味をそそられる作品でもありました。いざやろうとしたら、その時自宅で所有していたパソコンが機器的な問題でオンラインゲーム対応不可と判明し、ひどく落ち込んだことを今でも鮮明に思い出せる。

この作品、リリース直後から人気がうなぎ登りだった。そもそもその時までの日本ではパソコンを利用することこそ普及しつつある時代だったが、オンラインゲームについてはてんで疎いユーザーが多かったために一線を画すほどの高い人気を獲得していったのです。当時はまだ韓国ともそれなりに友好関係を結んでいた時でもあったため、翌年にはラグナロクオンラインのメディアミックス戦略が展開されるなど、ゲーム業界から生まれたオンラインゲームが瞬く間に日本のユーザーたちを虜にしていった。

懐かしさもある

ラグナロクオンラインをやってみたいと思った人は色々と理由はあるでしょうが、やはり2Dドット絵を採用したグラフィックと往年の人気作と寸分違わぬ世界観などもまた関心を多く引き寄せる点だったと分析できる。ガーディアンハーツもそうした点を狙って登場したわけだが、運営終了までに追い込まれてしまった理由についても、微妙にそこが絡んでいるとも考えられる。

今でこそいつでもどこでもオンラインゲームが出来るようになっている。スマホを使用すれば誰でも簡単に始められるのは利点となっていますが、それは業界全体に言えること。ですがラグナロクオンラインが発売された当時、オンラインゲームはパソコンがないとプレイできないという前提が敷かれていた。この違いは埋めようのない差を広げていた、ヘビーユーザーともなれば学校や仕事が終われば即帰宅してゲームをする、といった生活をしていた。

誰もができるというものでもないが、オンラインゲームとして驚異的なヒット作となったラグナロクオンラインがブームとなったのは技術的に発達段階として低い状態だったからとも考えられる。

全体的な世界観としても

どっぷりとハマった人もいるはず、ラグナロクオンラインの醍醐味にのめり込んで私生活が一時期破綻した、なんて人もいるはず。それくらい斬新な、とまではいかないにしても日本人にすれば受け入れられやすい世界観だったことは間違いない。友人たちがプレイしていることを聞きながら出来ない時分を恨めしく思いながら時間は過ぎていってしまい、気づけばするタイミングを見失ってしまった。

それからは度々見かければどのように進展しているのかを調べる程度に留めて、検索するくらいになってしまったが日本のオンラインゲーム史として見ると市場を作り上げた代表作と称するに値することは間違いない。