2Dゲームの魅力を、往年の人気作から徹底研究

こんな作品もあります

仲間との絆がテーマ

王道RPG作品の特徴にはもう1つ、共通した点もある。これまで紹介してきた作品にも一貫してあり、特別触れてこなかったが『冒険を共にする仲間との絆』というのも醍醐味だ。ありがちな作品では臭いほどに友情を推し出している作品もある、現実ではこんな展開ないよと非難される一面もあるかも知れないがそこはまぁそれとしてもだ。昨今発売されている作品でもよくあるのが、最初こそ孤高の存在だった主人公が物語を通して友情や愛情に芽生えて真に人間らしく成長していく、といった作品を見かける。ゲームという作品にとっては欠かすことの出来ない定番要素となっています、ですがそんな仲間との友情が描かれている一方で裏切りなどの黒い面が出てくる場合もあります。決まってろくでもないことになりますが、そういうのもまたある意味王道RPGとしてありがちな展開とも言えます。

先ほどのポポロクロイス物語においてはそういった描写は極力抑えられています、といっても主人公が気づかないで簡単に騙されてしまうというお人好しさがなせる業でもあるわけですが、作品としては人間の業という業が垣間見えるとどうしても嫌になってしまう瞬間もあります。ですがそうした苦難も乗り越えて仲間同士が本当に分かり合えた瞬間こそ、一番盛り上がるところではないでしょうか。現実には難しくても、ゲーム内ではその先に待っているのはハッピーエンドだとわかっている場合も多いので、なおのこと熱を上げてクリアしようという気にもなります。

最後に紹介するのはまさしくそんな友情がテーマとなっている『マジカルバケーション』という作品についてだ。

登場人物総勢16名が織りなす冒険奇譚

このマジカルバケーション、この作品こそかなりコアなユーザーなら知っている名作といえるだろう。このゲームはPlayStationではなく、ゲームボーイアドバンスという何とも懐かしすぎるハードから発売されたゲームだからだ。発売したのは2001年、今から14年近く前まで遡るわけだが、この作品も当時はかなり話題を集めた作品となっている。世界観にしてもそうだが、何より登場人物が主人公を含めて『計16名』という人数が主要登場人物として描かれているのです。CMでも話題となっていましたが、とにかく仲間の多さと自分なりに好きなパーティーが組めるというのでユーザーたちの心をとらえたのです。

物語の内容
簡単に概要を説明しておくと、魔法が存在する世界で主人公を含めた同級生たちは魔法学校へと通っていた。そんなある日、待ちに待った修学旅行へと出かけることになるが、旅行先は行方不明者が続出するという曰くつきの海岸だった。そこで謎のモンスターエニグマによって主人公を除いた生徒たちは攫われてしまいます。残された主人公と1人のクラスメイト達はその後を追って彼らを探しに出かけます。そして見える、世界に隠された真実の謎に迫っていく。

このようになっている。結構ありがちな内容、とは何度と無く言っているのでこの際良いとしよう。この作品ではクラスメイトが15名でパーティーを構成するが、当然仲間にできるのは限られているため、自分なりのオリジナルパーティーを組むことが出来るのも魅力。あれやこれやと悩む要素も沢山あるので、やり込み度は通常のゲームハードと同様でかなり高い。

選択したキャラによって物語も変わる

また選択したキャラクターや構成しているパーティー内容によってシナリオも少しばかり変わってきます。これは聖剣伝説3に見られる傾向でもありますが、実をいうとマジカルバケーションの開発にはその聖剣伝説シリーズに携わっていた人もいる。その流れを汲んでいるため、どこか似ている雰囲気も随所に感じられるのです。開発・販売元が異なっているため完全とはいかないが、懐かしいと思ったら開発スタッフを見たらあの方がいた、と思うのはそういう由縁だったりします。

こちらもリメイクが期待されている?

マジカルバケーションについても作品としてみれば決して悪いものではありません、発売してから数年後には続編も発売されているため評価も決して悪いわけではない。個人的にはそろそろこちらもリメイクを出してもいいのではないか、なんて思ったりもしているのでぜひスマホ辺りで出してくれたらいいなぁと願うばかり。ゲームの難易度もかなり高めとなっているため、今だからこそプレイしてコンプリートできるように努めてみたい、そう感じている人は少なくないはずだ。